私が大学生活で失敗した経験から学んだこと。トキメク商品開発部を立ち上げるに至った経緯


こんにちは!
立教大学4年生の石井佳穂です!
女子学生団体「トキメク商品開発企画部」を立ち上げ、代表をしています。
なぜ就活も終え、大学の単位も取り終わった私が最後の1年間を学生団体を立ち上げることに費やそうと決めたのか。
それについて話す前に、まずは、私の大学生活の話をさせてください。


私は、受験に失敗して、第一志望じゃない大学に行くことになったので、正直、1年生の時はめちゃめちゃ気合が入っていました。授業はおそらく誰よりも前で聞くような人でしたし、資格試験の勉強をしたり、大学の様々なプログラムに参加したり、留学に行くという目標のためにめちゃめちゃバイトをしたり…と本当にとにかく忙しく日々を過ごしていました。

学校のプログラムでベトナムに行った時の写真




2年生になって、コロナ禍になって、色んな活動が制限されたので、急に時間がめちゃくちゃできたんです。それで、少し将来のことについて考えてみようかな〜と軽い気持ちで考え始めた時から、地獄の日々が始まったんです
「やりたいことがない」
「自分の強みがわからない」
「学チカと呼べるようなものがない」
あれ、自分って大学ではあんなに頑張っていたのに、何のスキルも持っていないし、結局やりたいこともないんじゃん。
そう知ってしまった時に本当にしんどかったです。自分には生きている意味がない。そうとまで思ってしまいました。


そこで、初めて気づきました。大事なことは、ただやみくもに目の前のことを頑張ることではなく、自分のやりたいことは何なのかを把握し、それを実現するために時間を費やすことであると。それから、私はひたすら自分のことを知ろうとしました。自分は何をやりたいのか、自分は何が好きなのか、理想の人生はどんな人生なのか。


自分の人生について考え始めたある日、私は学校の授業がきっかけで初めてやりたいことを見つけることができたんです。その日は、児童労働という問題について学んだ回でした。私は、子どもがもともと大好きなので、幼い子どもが劣悪な環境下で働かされて、大人に労働力として酷使されている現状があまりにも悲しすぎて、

『理不尽な環境に置かれている子どものために働きたい。』

と強く思いました。


それから初めの方は、海外の貧困問題に関心を持っていたのですが、やがて、日本にいる子どもの問題に関心を持つようになり、子どもの福祉分野の課題に関心を持つようになりました。それから大学3年生の時に、子ども向けの居場所事業を立ち上げたり、子ども向けのイベントを複数主催したりしました。それらの活動をやっていく中で気づいたこととして、子どもの問題を解決するには、親の課題を解決してあげることが必要だということです。子どものうちは良くも悪くも親に依存しているんですよね。なので、どうしても親の影響をすごく受けやすく、親の課題がそのまま子どもに降りかかってくることは多いです。その中でも特に私は、家庭が経済的貧困に置かれていることと親が生きがいを持っておらず、子どもに依存してしまう2つの問題に注目し、子育てをしている親の人が経済的にも精神的にも豊かに生きていけるようになることを目指したいと思うようになりました。


子ども向けに忍者体験イベントをやった時の写真



トキメク商品開発部が目指す姿




そこで立ち上げたのがこの女子学生団体「トキメク商品開発企画部」です。
トキメク商品開発部では、ビジネスに関心がある女子大生がマーケティングを学び、実際に企業と一緒に商品開発をすることを目指します。
が、ビジネスのスキルだけでなく、生きがいや夢中になれるものを見つけるというところもしっかりとやっていきます。実際、私の大学生活の失敗例にもあったように、ただスキルだけを身につけても、経験だけを積んでもあんまり意味がありません。自分が本当にやりたいことは何なのか、理想の人生はどんな人生なのかを知り、その実現のために時間を費やすことが大事なんです。ただ、やりたいことをやるためには、理想の人生を送るためには絶対にお金が必要なので、トキメク商品開発企画部では、生きがいとビジネスのスキルの2つを大切にしているんです。


トキメク商品開発企画部で目指す姿




これってビジネスや経営に関心がある人だけでなく、全ての大学生にとって大切なことなんです。よく大学生で”就活でたくさん内定をとるため”に、”大手に行くため”に1年生の頃から色んなインターンをして、ガクチカをつくっている人を見ますが、それは本質的ではないと思っています。もちろん、ちゃんと自分の人生ややりたいこと、幸せについて考えた上で、そうしているのであればそれはその人の価値観なので良いのですが、就活が目的になっている人があまりにも多すぎます。もっと、その先にある自分の人生について本気で考えるべきです。


ただ、”自分の人生や将来について考えて、そのために時間を費やすこと”がいかに難しいことか私はよく知っています。これは私の経験談なのですが、大学の友達を見渡せば、みんな遊んでいたり、たまに将来のことを話しても就活の話だけという状況だったので、(もちろんそうじゃない人も中にはいましたが)その中で自分だけ、就活という目の前のことだけでなく、人生を通してやりたいことを考え、その実現に向けて頑張り続けるというのは不可能なんです。


そこで大事になってくるのが環境です。具体的に言うと、自分が将来のことについて本気で話すことができて、やりたいことのために切磋琢磨しあえる仲間がいる環境に身を置くことが本当に大事です。私自身、大学というコミュニティだけでなく、そのような大学外の価値観の合う人たちがいる環境に身を置いたことで、自分のやりたいことに向かって努力をし続けることができていますし、シンプルにそっちの方が楽しかったです!笑


トキメク商品開発企画部もそういう環境にしていきたいと思っています。女子大生1人1人が理想の人生を歩むために本気で将来のことを考えられたり、そのために必要なスキルを身につけられたり、価値観が合う仲間と切磋琢磨して一緒にお互いの夢を追っていける環境。そんな環境をつくることができたら、もっと人生を生き生きと生きる女子が増えて、それが将来の子どもにも良い影響を生んで、それがまたその子どもに、、、とすごい良い循環を生むと思うんです。


最後に。
私は、このトキメク商品開発企画部を本気で全国展開させたいと思っています。もっと多くの大学生に、機会がない大学生にこのような環境を広めていきたい。それくらいの覚悟でこの団体を立ち上げています。なので、私の考えに共感して、この環境で自分の人生を本気で良いものにしたい!今の自分を変えたい!と思った人は是非一緒にやりましょう。皆さんと出会えるのを楽しみにしています。


4月は、新歓をやるので良かったらお気軽に話を聞きに来てください!